いじめの夢

のばらの会は、大人になってもいじめトラウマ(いじめ後遺症)で苦しんでいる当事者に特化した自助グループです。いじめ体験をシェアし(分かち合い)、同じようにいじめトラウマで苦しんでいる仲間とつながるための機会を提供していけたらとおもいます。東京・新宿区の施設をメイン会場として活動しています。

親愛なる読者さま

こんにちは、しもむらじゅんいちです。


きょうは、「夢」についてお話したいと思います。

将来の夢ではなく、睡眠中にみる夢の話です。


いじめを受けた中学3年以来、そのあともずーと、夢の中にぼくをいじめた「彼」が登場してきた時は、毎回冷や汗をかかせられました。


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その夢は、彼が再びぼくをいびり、打ち負かし、彼の魔の手からぼくは決して逃れられない、というものでした。

高校、大学、そしてその卒業後も、おそらく27歳くらいまではそのパターンの夢をしばしばぼくは見ました。

1年間に5、6回みたかどうかの頻度のものだったとは思うのですが、やはりその夢をみて目を覚ましたあとは、

冷や汗をかいたまま、呆然として、しばらく起き上がれない感じでした。


夢の中ではぼくは、中学生か高校生に戻っており、そこに「彼」が登場してきて、

ぼくを痛めつけ、侮辱し、そしてぼくはそれに対し、びびって何もできず、いいなりになってしまうのでした。

大学卒業後の25歳くらいの時に、そのような夢をみて、目覚めた後は、

しばらく夢の中の自分と現実の自分が混乱していました。

ああ早く起きて中学校に行かなくては!とおもうと同時に、いやぼくは確かにもうあの中学校を卒業したはずだ、

高校は!
(高校が夢に出てくるときは、頭が悪いと「彼」に烙印を押されたぼくが落ちこぼれて落第寸前にまで追い込まれる、
という内容のものでした。)、

いやもう高校も卒業したはず、

大学は!いや大学も入学しそして既にもうぼくは卒業しているのだ、

そしてあの悪夢のようないじめ体験からもう15年以上たっており、

今では、彼とは全く関係のない状態にいるということを、しばらくして気がついて、

深く息を吸って、震えるような安堵をし、そして、しばらく呆然としていたのでした。

大学を2年留年して卒業した後のぼくは、引き続きうつ病自宅療養、という身分でしたので、

そんな感じで目を覚まして、布団を出るのは、昼過ぎのことだったと思います。


ぼくのいじめ後体験からの脱却は、27歳の時だったかと思いますが、
(ぼくはそれを「脱いじめ後」と呼んでいるのですが)

その時期を境に、どうやら夢の内容も変わっていったのです。

いじめ後体験からの脱却、という話はそれだけで、ひとつのトピックになるのでこの記事の中で、

詳しく書けませんが、簡単に言うと、自分自身との和解という出来事、

弱虫で頭の悪いクズの卑しい自分をぼく自身がゆるし、和解したという体験のことです。


この出来事を転機として、精神科を受診してから7年間に及ぶうつ状態重症期から軽快期にぼくの体調は移行していきました。


そして多分この時期以降、「彼」が登場する夢に異変が起きたのです。

ぼくは彼に(なんと!)「抵抗」するようになったのです!

夢の中で、彼は何度となく、ぼくに暴力を振るい、侮辱し、屈服させようとしました、しかし、

ぼくは最後まで抵抗して、彼に従わないようになったのです、そして目が覚めます。


ぼくは、いじめの当時、彼にびびり、恐れて、彼に隷属しました、そしてそれは夢の中でもそうだったのですが、

それが、あの出来事(脱いじめ後)を境に、夢の中で、彼が出てきても、彼に「徹底抗戦」するようになったのです。

はじめは、そのことの意味がよくわからなかったと思います。

しかし30才過ぎてくらいでしょうか、ある時、自分の見る夢がそのように明らかに変質していることに気がついたのです。

ああ、そうか、ぼくは彼に抵抗できるようになったのだ、ぼくは夢の中では(最後まで抵抗するので)もう彼に負けなくなったのだ!


当時の男の子としてのぼくを、もっとも傷つけたのは、彼に打ち負かされて、屈服して、逆らえなくなったこと、隷属したこと、

つまり、彼に敗北したことだったのだと思います。敗北とともに、ぼくなりの当時の理想はすべて破壊され、崩壊し、踏みにじられ、

その時のまだ幼かったぼくの理想像は、永遠にかなわぬものとして葬り去られたのです。

ぼくはきっと、ぼくなりに夢見ていた自分の理想が、いまや踏みにじられ、そして既に不可能なものとなってしまったことが

とてつもなく悲しかったのだと思います。そしてその傷の中核にあったものが、それまで本格的に傷つけられたことのなかった、

ぼくの幼い自尊感情だったのかもしれません。


その夢の変質に気づいたのが、30才頃、そしてその後も、彼の出てくる夢は少しづつ変質し、いまでは嫌な奴ではあるが、

ぼくの中で、ぼくをそんなに脅かす存在ではなくなり、対等な存在として夢の中で彼と対峙できるようになったのです。

現在の夢の中にも彼が登場してくることはありますが、その中での彼の存在感はいまや、虫の「蚊」のような存在にまで小さく

なりました。27年前、ぼくは彼に「オレは神だ」と言い渡されて(当時の彼は、ぼくの中では絶対的なものだったのです。)、

何も言えなかった時から、いまや彼の存在は「蚊」にまで小さくなったのです。


これはぼくの体験談であり、他のひとはどうか全くあずかり知らないことですが、ぼくの中では、いじめ後からの脱却が

ぼくの見る夢の変質をもたらしのです。自分でも、へ~、こんな風に夢の内容が変わるものなのかと、気づいた当時は感銘をうけたものです。


もちろん、夢ではなく、実際の42歳のリアルの彼に、本当に会ったら、どれだけ対等でいられるかわからないし、

やはりむしろ、おどおど、どきどき、あるいは気分が悪くなってしまうかもしれないけど、

でも、現在のぼくの中での彼の存在感の変質が、彼の登場してくる夢を通して、見て取れるというわけです。



これがぼくのいじめ体験の夢の話です。


この記事を最後まで読んでくれた方、わたしのシェアを聴いてくれてありがとうございました。




親愛なる読者さま

辛い悲しいの時にあってもまた、

やさしい慰めもありますように。

しもむらじゅんいち



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2015.03.07 18:07 | じゅんいちの話 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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